熱中症による事故を防ぐための熱中症情報サイト

熱中症アプリ「熱中症警戒計」がオススメの理由と使い方

iphone_app_heatillnesses

最近は本当に便利なアプリがたくさん出ていますね。もちろん「熱中症」に関するアプリもたくさんあります。その中でも今回は「熱中症警戒計」というアプリに注目してみました。iPhoneでしかダウンロードできないのは残念ですが、それでもオススメしたい理由があります。


>>ダウンロードはこちらからどうぞ。

熱中症警戒計を App Store で

熱中症警戒計の良いところ

iPhoneでしかダウンロードできないのが本当に残念なのですが、それでもオススメしたい理由が、このアプリのデータが「日本生気象学会と日本体育協会が発表している熱中症に関する資料をもとにしている」ということです。

熱中症警戒計_いいところ

この2種類、日本生気象学会による「日常生活における熱中症予防指針」と日本体育協会による「熱中症予防のための運動指針」は、今の日本における熱中症に関する文献の中では、かなり信用のできるものだと私は思っています。

なので、私が信用しているこれら2種類の文献をもとにこの「熱中症警戒計アプリ」は作られているということで、私はこのアプリはかなり信用のできるアプリなのではないかなと考えているのです。

熱中症警戒計をダウンロードしてみよう

iPhoneでのみダウンロードできます。検索で「熱中症」って検索するとこんな感じで出てくるので、熱中症警戒計を選んでダウンロード。

熱中症警戒計_検索結果

2番目にありますね。

熱中症警戒計_検索

こんな感じです。ダウンロードしてください。

観測点を設定する

早速開きましょう。トップページはこんな感じです。

熱中症警戒計_TOP

まずは「観測点設定」をしましょう。

TOPから観測点

まずは、あなたが熱中症に関する情報を知りたい地域(=観測点)を追加します。

観測点追加スクショ

「観測点を追加する」をクリックして、地域を設定しましょう。最大5つの地域を登録することができます。

観測点

5地点追加するとこんな感じになります。

追加が終わって右上の「閉じる」を押すと、登録した各地点の「気温」「湿度」「WBGT」を知ることができます。

観測結果_東京

カラフルで見やすいですね。

観測結果_日立

指で横にスワイプすると他の地域も見ることができます。

「気温」「湿度」「WBGT」は1時間ごとに更新されます。よって朝の10:30に調べたら、10時現在のデータが表示されます。

WBGTって何?

「気温」と「湿度」はわかるけど、「WBGT」って何?という方がいるかと思います。

WBGTとは「Wet Bulb Globe Temperature」の頭文字をとったもので、日本語に訳すと「湿球黒球温度」となります。「暑さ指数」と呼ばれたりもします。このWBGTについての簡単な説明はアプリの中でもしてくれています。

TOP_WBGT

「WBGT」を押すと、簡単に説明してくれます。

WBGT_日本生気象学会

WBGTについては「熱中症を予防するために運動前に暑さ指数(WBGT値)を調べよう」で詳しく解説しています。

2種類のWBGT値

このアプリではWBGT値を、日本生気象学会が設定した基準をもとにした熱中症危険度と、日本体育協会が設定した基準による熱中症危険度の、どちらを使いたいかを選ぶことができます。

WBGT_チェック

日本生気象学会を選択すると、WBGT値によって「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」の4段階でその日の熱中症の危険度合いを知らせてくれます。

WBGT_日本生気象学会

WBGT4段階

日本体育協会を選択すると「運動中止」「厳重警戒」「警戒」「注意」「安全」の5段階で危険度が表示されます。

WBGT_日本体育協会

WBGT5段階

2種類選択できますが、どちらが良いとかはありません。どちらも良いです。お好きな方を選んでください。

その場所、もしくは室内のWBGT値と危険度を知りたい

気温と湿度は、場所によって全然違うことがあります。東京は東京でも、日差しがガンガン当たっている屋外と閉め切った体育館の中では、気温も湿度も違います。気温と湿度が違うということは、WBGT値も違い、よって熱中症危険度も変わってきます

さらによく覚えておきたいことは、屋外よりも体育館のような屋内の方が熱中症になる危険度が高いということはよくあります屋内の方が安全、というわけではないのです。理由は、室内では扇風機などを使ったり窓を開けたりしない限り「風がない」ということと、閉め切った場所では外よりも「湿度が高くなっている」ことがあるからです。

そんな室内で運動やスポーツをするとき、その室内の熱中症危険度が知りたい!というときも、このアプリは使えます。

まずその場に温度計・湿度計を持っていって、気温と湿度を測定します。その場所の気温と湿度がわからないとWBGT値が求められないので、熱中症危険度もわかりません。そこまで高価なものではないので、室内スポーツの指導者・部活動の顧問の先生・トレーナーは、ぜひ温度・湿度計やWBGT計を1つ用意しておきましょう。

気温と湿度がわかったら、このアプリのトップページから「Info」をおし、次に「WBGTを求めよう!」をおします。

Info

WBGTを求めよう!

すると以下の画面が出てきて、自分で「気温」「湿度」「時間」を「+(プラス)」「ー(マイナス)」で合わせることで、画面上部に熱中症危険度が出てきます。WBGT値も出てきますね。

WBGTを求めよう

まとめ|熱中症は予防が大切です

トップページに戻って「熱中症メモ」をおすと、熱中症を予防するために最低限知っておきたいポイントがまとめられています。

熱中症メモ

熱中症警戒計_熱中症予防

いかがだったでしょうか?とてもカラフルで見やすく、使い方もシンプルです。ぜひ活用してみてください!!!

Written by
ATSUSHI